プロダクションノート
~プロデューサーの撮影日誌~

撮影の休憩時、地元の人たちとバレーボールを楽しむ渡辺大さん

ドジョウの養殖で、地元の人に指導する役どころ
地元、エキストラの皆さんも緊張気味

7月29日記載

マヨヤオでの食堂のシーン
マヨヤオのバスターミナルの市場を借りての撮影
ここがこの村の中心街

田んぼでドジョウの養殖を試みる撮影
指導、協力は現地で実際にドジョウの養殖を教えている
青年海外協力隊の隊員

7月15日記載

ドジョウの養殖の撮影場所まで、徒歩で行くしかない。
田んぼのあぜ道を30分かけての移動。
明日あたり台風が来るという天気予報。
台風が来たら、あぜ道はとうてい歩けない状態になると思うと不安である。

6月24日記載

ジプニーにエキストラを乗せての撮影。
実はこの車、本番の時に故障で走れなくなり、皆で押すことに。
地元エキストラの若者たちと記念撮影する渡辺大さん。

6月17日記載

マヨヤオ撮影初日。

棚田を見渡せる展望台での撮影。
ここに立っている記念碑は、戦争当時、日本軍が最後に立てこもって全滅した場所。そんな場所で、撮影をしている事に、感慨深い思いになる。

地元の警察官立会いの下、撮影は順調に進む。

6月10日記載

マヨヤオの警察署でサインをする渡辺大さん。
世界遺産の為、この地を訪れた人は全員しなくてはならないらしい。
警察署の前からマヨヤオの風景を見ながら明日からの撮影が上手く行くことを祈る。
放し飼いの犬が多いこの地域、狂犬病もまだ残っている。
ここで、何かあったら病院までは車で3時間はかかる。
スタッフ、キャストの無事を心配する日々が続く。

6月3日記載

無事にマヨヤオに到着。 世界遺産の棚田を目の前にして気合が入る。
しかし、現実は食事の世話など裏方は忙しい。
ホテルのないこの辺りなので、ホステルを借り切って自炊しなければならない。
弁当なども売っている店もないため、プロパン、ガスコンロなどを買い足し、約40人分の食事を一日3食用意しなければならない。
それも、日本人の口に合う料理を作る食事班の苦労には感謝感謝である。
食いモンが無ければ、仕事は出来ない。
そんな苦労を背負ってくれたコーディネーターの反町さんチームとの打ち合わせ。
いよいよ、誰も映画撮影した事がないマヨヤオ撮影が明日から始まる。

5月27日記載

フィリピン撮影の為、マニラ空港に到着。
この日は、マニラのホテルに宿泊して、翌日、カワヤン空港に移動。
カワヤン空港から車で3時間の山道を進み、
撮影場所のマヨヤオを目指す予定だが、
フィリピンの大型連休、イースターと重なり、
国内線がパニック状態で、欠航が相次ぐ。
もし、飛行機が飛ばなければ、車で10時間かけての移動になる。
そんな不安を抱きながら、マニラのホテルに到着。
ただ、飛ぶことを願うのみの一夜を迎える。

5月20日記載

撮影2日目、沢田の師匠役、加藤雅也さんが登場。
すずき監督とは1988年の映画「マリリンに逢いたい」以来の出演。
その映画の時は、加藤さんが初主役だったこともあって、二人は昔話に、花が咲いた。

5月13日記載

クランク・イン初日、静岡県裾野市にて撮影。いつも、かすんでいる富士山らしいですが、この日は、快晴。クランク・インを歓迎して顔を出したかのようだ。黒木さんも、その壮大な姿に、思わず記念撮影。これからの長丁場の撮影に気合を入れて富士山を背負っているようだ。

5月10日記載